芳しき あの夜の御髪(みぐし)の 抜けければ 芥となりて 一顧だにせず
宝滴010
本文
芳しき あの夜の御髪(みぐし)の 抜けければ 芥となりて 一顧だにせず
形式
#短歌
カテゴリ
#4.無常・生死
ラベル
#無常 #恋愛 #夜
キーワード
#抜ける髪 #芥となる #儚い夜 #思い出
要点
思い出もやがて無に帰す、無常の現実を描く。
現代語訳
あの夜の美しい髪も抜けてしまえばゴミだ。振り返ることもない。
注釈
芥(あくた):塵や無価値なものの意。
解説
過ぎ去る時間と儚さ、無常を強く意識させる短歌。恋愛の思い出も無常の法則に従う。